大学における環境講座の実施(2005年度後期 横浜国立大学大学院)

(地球環境委員会)
 日本貿易会地球環境委員会では、2002年度より環境面における社会貢献活動として、大学での環境講座を実施しています。2005年度後期は、横浜国立大学環境情報学府において、修士・博士課程の学生約40名を対象に、地球環境委員会委員会社の2名の方にご講義いただきました。講義終了後は、学生から専門的かつ具体的な質問が多数続き、テーマに対して高い関心や興味のある様子がうかがえました。講師2名の講義ポイントと感想をご紹介します。
1月26日(木)
「都市エリア花粉情報システムの構築」
興和梶@興和総合科学研究所所長 
岩崎昭夫 氏
<講義ポイント>
@興和と花粉、A花粉情報提供システム、 B自動花粉計測装置KP−1000、
C都市エリアプロジェクトと花粉情報

<講義を終えて>
 都市エリア密着型花粉情報提供システムへの興和の自動花粉計測装置応用計画についてご紹介しました。大学院生の大半が文科系と伺っていましたが、技術的な内容にもかかわらず熱心にご聴講いただきました。花粉症シーズンを目前に控え、多数のご質問があり、当事業計画にご関心を持っていただけたものと手応えを感じました。本講座は商社・メーカー共存型企業である当社の活動を紹介させていただける貴重な機会であると存じます。
岩崎昭夫氏


「企業の環境戦略」
三菱商事梶@社会・環境室 担当課長
松田幸大 氏

<講義ポイント>
@三菱商事とは、A三菱商事と環境問題の接点は、B企業理念「三綱領」、
CCSR体制とCSR重点施策、Dステークホルダーとの関係、環境ビジネス事例紹介、
E三菱商事の環境方針「三菱商事環境憲章」

<講義を終えて>
 まず、この様な機会を与えてくださった、横浜国立大学の皆様に感謝申し上げます。講義では、商社と環境の接点を三菱商事の事例を題材として、環境という切り口から見た総合商社の姿を理解していただけるように努めました。こうした出講は折角の機会だと思いますので、今後は出講者と学生との間に活発な議論が行われるような工夫が必要であると思いました。
松田幸大


受講生の様子