| 米国の多様性の強み |
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1.シュワルツェネッガー州知事の挑戦
オーストリアからの移民であるシュワルツェネッガー氏の知事就任はカリフォルニア州の多様性を象徴する恰好の例です。シュワルツェネッガー知事の企業重視の姿勢は国際的なビジネスを展開する商社にもプラスに働くに違いありません。組織の健全運営にはさまざまな要素が絡みますが、ポジティブな政治環境は多種多様なアイディアや適切な企業文化を持つことと同様、極めて重要です。
シュワルツェネッガー州知事のビジネスリーダーに対するメッセージで重要なのは「カリフォルニア州をビジネス展開の場として魅力的な土地に戻す」という点です。これはさらに高い税金を課して企業を窒息させるのではなく、支出削減により巨大な財政赤字の問題に取り組むことを意味しています。 州経済の再建にあたり、まずは労災補償制度の改革です。現在カリフォルニア州の労災補償コストは米国随一で全米平均のほぼ2倍です。さらにカリフォルニア州の企業は他の米国西部の州と比べ約2倍のエネルギーコストの支出を余儀なくされています。今後エネルギーの供給量を増やさないかぎり、一層のエネルギーコスト高やエネルギー不足に直面するであろうことは明白です。シュワルツェネッガー知事は新発電所や水素などの新しいエネルギー源への投資が促進されるような環境整備を約束しています。
いずれにしても、オーストリアの移民が世界でも有数の力をもつ州知事の地位に上り詰めたわけですが、文化の発展は出所のいかんを問わず常に用いうる最良のアイディアを組み合わせていくことにより可能となるものだと思います。 成功する会社は素晴らしいアイディアを上手に取り込みます。米国と日本は世界の二大経済ですが、最も高く評価されている商習慣の多くは親密なパートナーである、この2ヵ国から生まれていると言えます。稲畑産業としては米国の最良の商習慣を吸収、日本の最良のビジネス・スタンダードに組み入れることでトップクラスの国際的企業となることをめざしたいと思います。 |
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