日本の貿易ぼうえき特徴とくちょう

日本はアメリカ、EU(イー・ユー:ヨーロッパ連合)に次ぐ世界第3位の「貿易(ぼうえき)立国」です。日本は資源が乏(とぼ)しいので、石油などの燃料資源や工業原料などの大部分を海外から輸入して、それを加工・製品化して輸出する「加工貿易(かこうぼうえき)」を得意としてきました。
「加工貿易(かこうぼうえき)」は「中継貿易(ちゅうけいぼうえき)」とは異なり、加工の価値が高いと価格を高く設定でき、そこで利益が生まれます。
しかし、重化学工業や繊維(せんい)産業は、燃料や原材料などの輸入価格が上昇(じょうしょう)したり、あるいは輸入量が少なかったりすると、そのまま加工品生産に響(ひび)いてきます。
そこで、日本の企業(きぎょう)が今後も発展し続けるために、高度な技術力や知識力を必要とする「高付加価値」製品の生産と輸出に力を入れるようになってきました。 IC(集積回路(しゅうせきかいろ)や電子部品、コンピュータなどのハイテク製品が付加価値の高い輸出品として近年伸びてきています。


日本の主な輸出入品目