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オセアニア

太陽光発電 風力発電 地熱発電 バイオマス発電 その他

オーストラリアでは、2020年までに再生可能電力の比率を20%に拡大する計画で、ニュージーランドでは、2025年に電力の90%を再生可能エネルギーにするという目標が掲げられています。日本の商社は、オセアニア地域の2つの国でグリーン・エネルギー事業を行っています。ひとつは日本メーカーと共同で建設を完了したニュージーランドのヌアワプルア地熱発電所とカウェラウ地熱発電所です。水力資源が豊富なニュージーランドでは、総発電容量の60%を水力に頼っていますが、環境への配慮から現在は大型水力発電所の建設は難しく、豊富な地熱資源の利用が注目されています。もうひとつは、オーストラリアで進められている風力発電事業のハレット4で、日本のガス会社および現地の天然ガス事業会社と共同で進めています。1人当たりCO2排出量が世界でもトップクラスのオーストラリアでは、2011年11月に温室効果ガス排出削減とグリーン・エネルギー等への投資・技術育成の促進を目的に「クリーンエネルギー法案(炭素税法案)」が可決し、グリーン・エネルギーへ方向転換が図られています。

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