グローバルなネットワークとフレキシビリティを生かして世界の変化にスピーディーに対応し、日本経済とともに発展を遂げてきた商社。モノの取引に介在するだけでなく、事業投資を行うことによって新しいモノの流れを創造し、グローバルに事業を展開しています。近年では、世界各地でニーズを探求し、その国とその国の人々のために、そして地球環境改善に対応した事業にも積極的に取り組んでいます。このコーナーでは、今話題となっている商社の最新ビジネスについて、テーマごとに具体的な事例も入れて紹介します。
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インフラ事業
インフラとはインフラストラクチャー(infrastructure)の略で、「産業や生活の基盤として整備される施設」のことです。一般的には、道路・鉄道・上下水道・送電網・港湾・空港・ダム・通信施設などをさしますが、広い意味では学校・病院・公園・福祉施設などを含めることもあります。
都市や産業の発展にインフラは不可欠のものであり、また、投資額が巨大なことから、インフラ建設自体の経済波及効果も大きなものです。
経済成長が著しい新興国では、さらなる発展のためにインフラ整備が急務となっています。一方、先進国では老朽化が進んでいる既存インフラの保守・更新に加え、スマートシティなどエネルギー効率が高く環境に優しい社会を構築するための新しい技術や社会ニーズに対応したインフラが求められるようになっています。
このように、新興国、先進諸国のいずれにおいても、インフラ整備の必要性が高まっていることから、ビジネスとして注目を集めているのです。
1. インフラ事業の現状と課題
2. 急拡大する交通関連インフラ事業
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