MonotaRO:住友商事

MonotaROは2000年10月に米国の間接資材卸最大手のグレンジャー社と住友商事との合弁会社としてスタートした会社です。主に現場・工場内で使用される間接資材をインターネットやカタログを使って事業所向けに通信販売しています。取扱品目は、切削工具・研磨材・電動/空圧機器・スプレー・手袋といった工場消耗品、梱包用品・荷役運搬機器・ベアリング・制御機器といった工場交換部品、その他照明・電池・作業服・事務用品など約80万アイテムに及びます。
2004年売上は46億円、2005年売上は68億円、2006年売上は92億円と順調に売上を伸ばしています。また、2006年12月には東証マザーズに上場を果たし、2007年3月現在、全国2,336の市町村、186,000以上の事業所や工場で働く皆様にご利用いただいております。

MonotaRO急成長には2つの理由があります。

まず、製造業に代表される現場・工場で購入される資材は、製品の材料になる直接資材と、工具、研磨材等、製品を作るために使用される間接資材に分けられます。直接資材の購入金額が全体の8割を占め、間接資材の購入金額は2割に過ぎません。しかし、ボリュームが低い割に品目数が多く、また、商品分類毎に仕入先が異なるため、購買担当者は2割の金額を占めるにすぎない間接資材の購入に全体の8割の時間を割いているのが実状です。MonotaROはインターネットの力を利用して、80万アイテムに達する膨大な数の商品を電子カタログ化し、間接資材のスムーズなワンストップショッピングを提供することにより「2対8の法則」の打破に貢献しています。

次に、「一物一価の導入」です。間接資材は、大量にまとめ買いをする大企業には安く、小口購入の中小企業には相対的に高く売られているのが現状です。それが当然であると思われていた業界に、MonotaROは、インターネットやカタログで一律に価格を明示する透明性の高いシステムを導入しました。このシステムにより、顧客はMonotaROに対して信頼を抱き、見積取得や商品の問合せに時間を割くことなく 間接資材を購入できるようになりました。こうしたビジネスモデルは、日本経済を支える全国の中小製造業の支持を得ております。 

今後、さらなる飛躍を求め、国内外の一流メーカーの協力のもと誕生したオリジナルブランド商品の増加を図ってまいります。

 MonotaRO http://www.monotaro.com/