ポストゲノム時代の医療発展のために「糖鎖」の研究開発に取り組み、
糖鎖創薬ソリューションを目指します。
住友商事株式会社は、バイオ研究の最先端分野、第三の生命鎖と呼ばれる「糖鎖」分野で本格事業化を目指すバイオベンチャー「サミット・グライコリサーチ株式会社(SGR)」を2003年1月に設立しました。その後、事業パートナーの株式会社医学生物学研究所(MBL)とベンチャーキャピタルから出資を受けております。
ヒトゲノム情報がほぼ明らかになった今、その設計図から得られるタンパク質の構造や機能の解析結果に大きな注目が集まっています。なかでも重要なタンパク質のほとんどに関連し、細胞膜上に存在している「糖鎖」が生体内の多様性を担い、生理活性に調節するものとして、ポストゲノムの時代のもっとも重要な研究課題の一つとなっています。
この糖鎖情報を解析し、利用することで、これまでにない革新的な医薬品・診断薬を開発する事も可能となります。
当社は東京大学との産学連携によるレクチンやカーゴレセプター等の糖鎖合成の先進技術を基盤に、バイオテクノロジーの最先端領域である糖鎖解析と糖鎖合成の基盤技術の高度化と医療への応用に注力してまいります。また、当社独自で遺伝子組み換え技術を開発しました。
これら3つのコア技術を活用して疾患と糖鎖の関係を解明することで、医療の発展、そして人々の健康に貢献してまいります。