上下水道事業:三菱商事

地球上で利用可能な水は限られていますが、新興国を中心とする経済発展、世界の人口の急増により飲料水、農業および工業で使用する水が不足し、また、水汚染も拡大しています。このような状況下、商社は、高い技術力を持つ日本の水道事業会社、現地の水道会社とパートナーシップを組み、オーガナイズ力、資金等を発揮し、世界各地で、安全な水の効率的な供給に取り組んでいます。

三菱商事は、マニラ首都圏東地域の上下水道事業に参画しており、現地の大手財閥のアヤラ社とマニラ水道会社(MWC)の経営の一画を担っています。MWCは取水から料金徴収、さらには下水、し尿処理までの上下水道事業経営のすべての面に携わっており、他の先進諸国と比較しても遜色の無い効率的な水道事業となっていると自負しています。また、バキュームカーの増台、フィリピン初の本格的し尿処理場の建設など、環境への貢献にも積極的に取り組んでいます。
今後は、MWCのコアの親会社であるアヤラ社との信頼関係をベースに、他地域における水道事業にも注力していきます。