バイオマス発電:住友商事

住友商事が100%出資するサミットエナジー(※)社は国内における電力エネルギー関連事業の企画・開発・運営を手がけており、2008年7月からヤマダ電機本社および併設する店舗LABI1高崎に、家電量販店初の画期的な試みとしてグリーン電力を供給しています。このグリーン電力は、サミットエナジー社傘下のバイオマス発電所であるサミット明星パワーが主に建築廃材を用いて発電しています。 建設廃材を燃やすと実際にはCO2が排出されますが、これは木材の成長過程で吸収した分の排出となり、カーボンニュートラルとみなされてCO2排出はゼロとカウントされます。そのため、発電された電気もCO2ゼロの電気として環境価値の高い電気として取り扱われます。開始から9ヵ月間のCO2 削減効果(※1)は約6,000トンで、スギの木(※2)42万8,000本分のCO2吸収量に相当します。ヤマダ電機ではこの他にも関東98店舗で使用する電力の一部にも、このグリーン電力を使用しており、今後もこの取組を拡大していく予定です。住友商事は、全国約400ヵ所の取引先および電力会社に通常の電力に加えバイオマス、風力など多様な電力を販売しているサミットエナジー社を通じて、電力の安定供給と環境価値の高い電力の取り扱いにより、社会に貢献しています。

(※)旧サミットエナジーホールディングス社は、2009年10月旧サミットエナジー社を吸収合併し、社名をサミットエナジー社に変更いたしました。


契約スキーム概要

※1 計算にあたっては、CO2排出原単位0.555kgCO2/kWh を使用しています。
※2 スギの木は、1 本当たりCO2を年間約14kg吸収するとみなしています(林野庁HPより)。
※3 グリーン電力の環境付加価値(化石燃料削減、CO2排出量削減)を切り離して証書化し、取引できるようにしたもの。