ゴビ砂漠に太陽電池を敷き詰めよ!地球温暖化危機回避に向けて新エネルギー事業への挑戦:蝶理

太陽電池は太陽光を電気に変える装置です。この技術は1954年に米国で発明されました。その後、人工衛星に搭載されたりしてきましたが、これまでの技術開発で性能が向上しコストが下がった為、一般家庭用の電源としても普及し始めています。この太陽光発電は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を出さず、太陽がある限り発電を続けるクリーンエネルギーの代表で、化石燃料の代替エネルギーの切り札と期待されています。
21世紀の新産業として急速に立ち上がりつつある太陽電池ビジネス最前線における当社の具体的な取組みについて説明します。

ビジネスの柱はこの分野で世界を牽引する大手メーカー社製の太陽電池の中国向け輸出です。中国は国家事業として西部地域の電気が引かれていない村に発電設備を導入しており、当社の販売する太陽電池は現地でパネル化されその地域の人々の暮らしに明かりを灯しています。未だ世界人口の実に3分の1が無電化地域に住み電気無しで暮らしているのが現実です。
この数年世界の太陽電池生産量が年率30%で伸びているにもかかわらず今年に入っての市場成長は急激で、太陽電池は製品から原料まで正に売り手市場の取り合いになっています。太陽電池の原料は半導体原料と同じく高純度シリコンですが、少し低純度品で対応出来るため、当社は半導体原料メーカーから副産物として出る規格外シリコン塊の日本での集荷ネットワークを構築して中国に輸出するというビジネスモデルを構築しました。現在は半導体メーカーのテストシリコン基板を回収して米国の新興太陽電池メーカーに販売するビジネスも確立。テスト基盤の回収先を日本のみならず台湾にも進出する一方、近く該太陽電池メーカーから太陽電池を調達してそれを利用した新たなビジネスを模索中です。
また日本の大手太陽電池基盤メーカーの純正品を中国の太陽電池トップメーカーへの販売も開始しました。近々、"CHORI"ブランドのソーラーパネルの生産も開始される予定です。

太陽光は1㎡当り約1kWのエネルギーを地球上に降り注いでいます。例えばゴビ砂漠全部に太陽電池を敷き詰めると、現在地球上で使われているエネルギーの全てを賄う事が出来ます。これは地球環境に悪影響を与えないクリーンなエネルギーです。ゴビの砂漠でCHORIソーラーパネルが設置され人知れずクリーン電力を生産し始めるのも遠い夢の話ではありません。