地球のどこに、どれだけの資源があるの?

赤井くん 限りある資源を大切にしなくっちゃ。
暮らしや社会のために、資源は欠かすことのできないものだということがよくわかったかな。でも、資源には限りがあるから、便利だからといってどんどん使っていったらいつかはなくなってしまいます。限りある資源を上手にムダなく使うためにも、どんな資源がどこにどれだけあるのか、あとどのくらい採れるのかを知っておくことが大事なんだ。

資源によって、採(と)れる場所やこれから採れる量(埋蔵量)が違います。

資源はその種類によって、とれる場所(産出国)がかたよっているものもあれば、世界中でとれるものもあります。どちらにしても、資源の多くは地下にあり、正確にどれくらいあるのかはわかりません。また、実際にあることがわかっても、現在の技術では採ることができないものもあります。そこで、すでにあることが確認されていて現在の技術で経済的に採ることができる量を「可採埋蔵量(かさいまいぞうりょう)」といいます(ただ埋蔵量ということもあります)。また、可採埋蔵量を現在の年間生産量で割ったものを「可採年数(かさいねんすう)」といいます。
エネルギー資源の埋蔵量をみると、石油と天然ガスは中東地域に多く、石炭はヨーロッパ・ユーラシア、アジア・大洋州、北米の各地域に同じくらいあることがわかります。また、可採年数は50~100年くらいで、短いものならばみんなが生きているうちになくなってしまう可能性があるのです。もちろん、まだ発見されていない資源もあるはずですし、技術の進歩や経済の状況によっても可採埋蔵量は変化します。また、資源をより効率的に使えるようになれば、埋蔵量は同じでも可採年数は長くなります。

電気や燃料などになる資源の確認可採埋蔵量

エネルギー資源の可採年数

エネルギー資源の可採年数

金属になる資源の確認可採埋蔵量

銅

鉛

亜鉛

金

※コーナーの最後で、クイズがでるのでチャレンジしてね。全問正解者にはお楽しみプレゼントもあるよ。

青井くんにカンタンに聞く

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