外国の相手とモノ(商品)やサービスの売り買いの取引をすることです。外国に商品を売ることを輸出、外国から買うことを輸入といいます。外国で商品を買って、別の外国にその商品を売る三国間貿易(ぼうえき)という形もあります。
普段(ふだん)私たちが買い物をする時には、売ります、買いますという約束(売買契約(ばいばいけいやく))と商品の引き渡(わた)し、代金の支払(しはら)いが同時に行われます。
しかし、貿易(ぼうえき)の取引の場合は、商品を引き渡(わた)すにしても船や飛行機で運ばなくてはなりません。そのため、売買契約(ばいばいけいやく)が行われても、その場ですぐに商品を引き渡(わた)すことができません。そこで、先に契約(けいやく)をしてから、約束した日時・場所に商品を届(とど)け、代金を支払(しはら)うという形をとるのが普通(ふつう)です。
契約(けいやく)はしても、きちんと約束した日時・場所に引き渡(わた)してくれるのか?
国同士で法律(ほうりつ)や習慣が違(ちが)うので、行き違(ちが)いが起こらないか?
商品は引き渡(わた)したけれど、きちんと代金を払(はら)ってくれるのだろうか?
商品輸送中に、船や飛行機に思わぬ事故が起きたりしないだろうか?
国同士のお金の交換(こうかん)比率はいつも変わるので、実際に交換(こうかん)する時に予想していた代金より少なくなってしまうのではないか?
このような問題を解決するために、いろいろな「出演者(しゅつえんしゃ)」が登場して対応しています。
次のページではその「出演者(しゅつえんしゃ)」を紹介(しょうかい)しているので、見てくださいね。