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商社の発展の歴史を見てみよう。

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商社の歴史を見に行きましょう!

日本で初めて商社をつくったのは、幕末(ばくまつ)のヒーロー
「坂本龍馬(さかもとりょうま)」といわれているんだ。
ぼくは、その坂本龍馬の生まれ変わり。名前は商馬(しょうま)
そして、横にいるのは、妹のお商(しょう)ちゃん。
これから、ぼくたちといっしょに、昔の商社の仕事ぶりを見てみよう。
今まで日本には、苦しい時代や楽しい時代がいろいろあったけど、
そういう昔に、商社はどんなことをして発展してきたんだろう……
それを知るために、さあ、タイムトラベルに出発だ。

商社とは

商社の起源

商社の起源(きげん)は、江戸末期に坂本龍馬がつくった民間貿易会社の「亀山社中(かめやましゃちゅう)」だと言われています。また、同じ頃に江戸幕府の小栗上野介(おぐりこうずけのすけ)が設立の建議書(けんぎしょ)を書いた「兵庫商社(ひょうごしょうしゃ)」というものがあり、ここで初めて商社という言葉が使われたと言われています。いずれも外国との取引に従事する「貿易商社」(貿易の仲立ちを行う)として設立された民間の会社です。

現代商社の機能と活動

現代の商社は、「ミネラルウォーターから通信衛星まで」と言われるように、取り扱(あつか)う商品の幅(はば)がとても広く、いろいろな業種・分野で仕事をしています。また、全世界を舞台(グローバル)に世界中の情報を利用して仕事をし、モノを開発、生産するところから、輸送(物流)し、消費者に販売するところまで、また金融や保険なども取り扱い、商売のいろいろな段階(川上から川下まで)にかかわっています。さらに、外国で投資(とうし)を行って原油や天然ガス、鉄鉱石(てっこうせき)、石炭等の開発、発電所の建設・運営などの大きなプロジェクトも手がけています。

[商社の機能]

商取引(しょうとりひき)機能―売りたい国・企業と買いたい国・企業を仲介(ちゅうかい)する機能
輸入、輸出、三国間貿易(さんごくかんぼうえき)で仲介や交渉(こうしょう)をして、売買取引(ばいばいとりひき)を円滑(えんかつ)に進める
調査・情報・経営・市場開拓(しじょうかいたく)機能―情報を集め、分析(ぶんせき)して新しいビジネスを生み出す機能
世界中のネットワークを活用して、政治、経済、商売などの情報を集め、集めた情報を分析し、商売を創造(そうぞう)したり、うまく進むように工夫する
オーガナイザー・リスク管理機能―大きなプロジェクトをまとめる機能
外国や国内でいろいろな会社をまとめてグループで大きなプロジェクトを創造、推進(すいしん)し、万一にも失敗した場合の損害(そんがい)を最小限(さいしょうげん)に収(おさ)める手だてをこうじる
金融・物流機能―商取引にともなう製品の輸送や資金ぐりのために役立つ機能
商取引に必要なお金、輸送手段、保管場所、保険などを提供する。新しい事業にお金を投資する

商社の歩み

今日、商社はいろいろな機能を使いながら世界中で幅広い仕事をしていますが、もともとのスタートは貿易会社で、モノの取引の仲介を生業(なりわい)としていました。それから約150年、日本経済の発展とともに、ビジネス環境の変化に的確(てきかく)に対応し、時代、時代で日本だけでなく世界中の人々から求められた役割に応え、あるいは人々に役立つ仕事をつくりだす中で、いろいろな高度な機能を身につけて発展し、今日の姿になっています。
こうした商社の発展の歴史をこれから見ていきましょう。

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