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日本貿易の現状と課題

  • 1. 日本の貿易の特徴
  • 2. 日本の主な輸出入品
  • 3. 日本の主な貿易相手
  • 4. 日本貿易の課題

2. 日本の主な輸出入品 - 日本はどのようなモノを貿易(輸出入)しているのかな?

世界での有数の貿易大国であり、たくさんの品物を輸出したり、輸入したりしている日本。このページでは、日本がどのような品物を貿易しているのか? そして、それはどこの国・地域との貿易なのか? 図で見てみましょう。

ここがポイント!このページではココをおさえておこう

  • 2019年の輸出は、76.9兆円(前年比5.6%減)となり、3年ぶりの減少。数量ベースでも4年ぶりに減少(同4.3%減)しました。商品別では自動車の部分品、鉄鋼、自動車などが減少しました。
    輸入は、78.6兆円(前年比5.0%減)となり、3年ぶりの減少。数量ベースでも3年ぶりに減少(同1.1%減)しました。商品別では、原油および粗油、石油製品、LNGなどが減少しました。

輸出の傾向(けいこう)

  • 日本の輸出の主力品目は、自動車、半導体等電子部品、自動車の部分品、鉄鋼、原動機。
  • 自動車の輸出は、12.0兆円(前年比2.7%減)となり、3年ぶりに減少しました。
  • 半導体等電子部品」の輸出は、4.0兆円となり、3年ぶりに減少しました。中国向けが9,800億円、香港向けが7,400億円のほか、台湾、韓国、タイなどアジア向けが9割を占めます。
  • 鉄鋼の輸出は、中国、タイ、韓国向けが多くを占めています。

輸入の傾向

  • 日本の輸入の主要品目は、原油および粗油、LNG(液化天然ガス)、衣類・同付属品、医薬品、通信機などです。
  • 自動車、船舶、飛行機の燃料や工場の動力用燃料などになる原油は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦などほとんどを中東から輸入しています。
  • 発電の燃料や都市ガスなどの原料になるLNGは、オーストラリア、カタール、マレーシア、ロシアなどからの輸入が多くを占めています。
  • 衣類は、中国、ベトナムのほかアジアからほとんどを輸入しています。
  • 銅や鉛、アルミニウムなどの素材である「非鉄金属鉱」は、チリ、オーストラリア、ペルー、インドネシア、フィリピンなどから輸入しています。
  • 食料は輸入に頼っているモノが多く、とうもろこし、大豆、小麦ともにアメリカからの輸入が大部分を占め、その他はブラジル、カナダ、オーストラリアなどからの輸入となっています。
もくじ
  • 日本はたくさんの品物を輸出していますが、主にどこの国へ輸出しているのかな
  • 日本の輸出品上位10品目の推移
  • 日本はたくさんの品物を輸入していますが、主にどこの国から輸入しているのかな
  • 日本の輸入品上位10品目の推移

日本はたくさんの品物を輸出していますが、主にどこの国へ輸出しているのかな

2019年の日本の輸出額がもっとも大きい自動車は、3年ぶりの減少となりました。アメリカへの輸出が多いのですが、中国、オーストラリア、アラブ首長国連邦(しゅちょうこくれんぽう)、カナダほか、アジアや中東、EUへと全世界に拡がっています。自動車を組み立てるために使う部品類は、アメリカへの輸出が一番多く、そのつぎに中国、タイ向けとなっています。これは、日系企業による、自動車の現地生産が増えていることによります。エンジン(原動機)でも、1位、2位、3位が、アメリカ、中国、タイの順となっています。
鉄鋼(てっこう)は、中国、タイ、韓国(かんこく)向けの輸出が多く、ビルや工場などの建設や自動車で使われています。
半導体(はんどうたい)等電子部品(IC等)、映像機器、通信機などの電気機器の輸出は、アメリカとドイツ以外はほとんどがアジア向けです。ICは、パソコンやゲーム機器以外に自動車や冷蔵庫などいろいろな製品に幅広(はばひろ)く使われるようになり、それら製品の組み立てをアジア各国・地域に製造拠点(せいぞうきょてん)を移した日系企業の工場などで請(う)け負(お)っていることから、ICをたくさん必要としているためです。また、アジアの国・地域が豊かになってきたことから、テレビなどの家電をはじめ、いろいろな電気製品などが売れていることも理由の一つです。
プラスチック、有機化合物などの「化学製品」の輸出も、アジア向けがほとんどです。これもICや自動車部品の理由と同じように、日本から輸出されたプラスチックなどがアジアに立地する日系企業の工場で製品に組み立てられて再輸出される、あるいは組み立てられた国々の中で販売されているからです。

【日本の主な輸出品と輸出先】

日本の主な輸出品と輸出先

【輸出上位10品目の移り変わり】

順位 1990年
輸出総額 41兆4,569億円
2000年
輸出総額 51兆6,542億円
2010年
輸出総額 67兆3,996億円
2019年
輸出総額   76兆9,317億円
1 自動車 17.8% 自動車 13.4% 自動車 13.6% 自動車 15.6%
2 事務用機器 7.2% 半導体等電子部品 8.9% 半導体等電子部品 6.2% 半導体等電子部品 5.2%
3 半導体等電子部品 4.7% 事務用機器 6.0% 鉄鋼 5.5% 自動車の部分品 4.7%
4 映像機器 4.5% 科学光学機器 5.1% 自動車の部分品 4.6% 鉄鋼 4.0%
5 鉄鋼 4.4% 自動車の部分品 3.6% プラスチック 3.5% 原動機 3.5%
6 科学光学機器 4.0% 原動機 3.2% 原動機 3.5% 半導体等製造装置 3.2%
7 自動車の部分品 3.8% 鉄鋼 3.1% 船舶 3.3% プラスチック 3.2%
8 原動機 2.7% 映像機器 2.7% 科学光学機器 3.0% 科学光学機器 2.8%
9 音響機器 2.3% 有機化合物 2.3% 有機化合物 2.8% 有機化合物 2.5%
10 通信機 2.1% プラスチック 2.0% 電気回路等の機器 2.6% 電気回路等の機器 2.4%

※数字は、輸出総額シェアです。
出典:財務省統計より

日本の主な輸出品目の輸出先(2019年)

【自動車】

自動車の輸出先(2011年)

【鉄鋼】

鉄鋼の輸出先(2011年)

【半導体等電子部品】

半導体等電子部品の輸出先(2011年)

【自動車部分品】

自動車部品の輸出先(2011年)

【原動機(エンジンなど)】

原動機(エンジンなど)の輸出先(2011年)

【プラスチック】

プラスチックの輸出先(2011年)

出典:財務省統計より

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日本はたくさんの品物を輸入していますが、主にどこの国から輸入しているのかな

日本の輸入の主要品目は、原油および粗油、LNG(液化天然ガス)などの「鉱物性燃料(こうぶつせいねんりょう)」。発電や自動車などの燃料に使われ、ほかの品目に比べて圧倒的(あっとうてき)に輸入額が大きくなっています。自動車、船舶(せんぱく)、飛行機の燃料や工場の動力用燃料などになる原油は、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(しゅちょうこくれんぽう)など中東から多くを輸入しています。発電の燃料や都市ガスなどの原料となるLNGの輸入は、オーストラリア、カタール、マレーシア、ロシアなどからが多いことがわかります。
工業用製品の原料としてとても重要な、銅(どう)や鉛(なまり)、アルミニウムなどの素材である「非鉄金属鉱」は、チリ、オーストラリア、ペルー、インドネシア、フィリピンなどから輸入しています。
食料は輸入に頼っているモノが多く、とうもろこしは大部分がアメリカ、その他にはブラジル、アルゼンチンから。小麦はアメリカを中心に、カナダ、オーストラリアの3カ国から全体の98%あまりを輸入しています。大豆も大部分がアメリカ、その他にはブラジル、カナダから輸入しています。食料自給率の低さが問題であるといわれる日本では、国内で作る食料を増やして自給を高めたいと考えられていますが、輸入したほうが安い値段で手に入れられる食料が多いことから、輸入に頼ってしまうという傾向があります。しかし最近では、"食べるものについてはより安全・安心なモノを"といって、国内産を買う人や企業が増えています。
衣類は、約6割が中国から輸入されていて、一流ブランド品の洋服や靴(くつ)なども、中国で作られているモノが非常に増えています。皆さんが着たり履(は)いたりしているモノも、タグ(裏側についている小さな添(そ)え書き)に、〝メイド・イン・チャイナ(Made in China)〟などと書かれている輸入品が多くなっています。

【日本の主な輸入品と輸入先】

日本の主な輸入品と輸入先

【輸入上位10品目の移り変わり】

順位 1990年
輸入総額 33兆8,552億円
2000年
輸入総額 40兆9,384億円
2010年
輸入総額 60兆7,650億円
2019年
輸入総額 78兆5,995億円
1 原油および粗油 13.5% 原油および粗油 11.8% 原油および粗油 15.5% 原油および粗油 10.1%
2 魚介類 4.5% 事務用機器 7.1% LNG 5.7%

LNG
(液化天然ガス)

5.5%
3 石油製品 4.1% 半導体等電子部品 5.2% 衣類および同付属品 3.8% 衣類および同付属品 4.1%
4 衣類 3.7% 衣類および同付属品 5.2% 半導体等電子部品 3.5% 医薬品 3.9%
5 木材 3.2% 魚介類 4.0% 石炭 3.5% 通信機 3.6%
6 LNG 2.8% LNG 3.4% 音響映像機器 2.7% 半導体等電子部品 3.3%
7 自動車 2.7% 科学光学機器 2.3% 非鉄金属 2.6% 石炭 3.2%
8 石炭 2.6% 石油製品 2.3% 石油製品 2.6% 電算機類
(含周辺機器)
2.8%
9 事務用機器 2.2% 肉類 2.3% 電算機類
(含周辺機器)
2.6% 科学光学機器 2.3%
10 肉類 2.1% 音響映像機器 2.1% 医薬品 2.5% 非鉄金属 2.2%

※数字は、輸入総額シェアです。
出典:財務省統計より

日本の主な輸入品目の輸入先(2019年)

【原油および粗油】

原油及び粗油の輸入先(2011年)

【LNG(液化天然ガス)】

LNG(液化天然ガス)の輸入先(2011年)

【衣類および同付属品】

衣類・同付属品の輸入先(2011年)

【石炭】

石炭の輸入先(2011年)

【石油製品】

非鉄金属の輸入先(2011年)

【非鉄金属鉱】

非鉄金属の輸入先(2011年)

【とうもろこし】

とうもろこしの輸入先(2011年)

【大豆】

大豆の輸入先(2011年)

【小麦およびメスリン】

小麦およびメスリンの輸入先(2011年)

出典:財務省統計より

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品目ごとに輸出入額とその割合を比べてみてみよう。

2019年 商品分類別貿易額】

その他 輸送用機器 電気機器 一般機械 原料別製品 化学製品 鉱物性燃料 原料品 食料品 2013年商品分類別貿易額

出典:財務省統計より

日本の貿易で、輸出額が多いのは、自動車などの「輸送用機器」や原動機などの「一般機械」、半導体等電子部品などの「電気機器」、科学光学機器などの「その他」、鉄鋼などの「原料別製品」、プラスチックなどの「化学製品」。輸入額が多いのが、原油・石炭・LNG(液化天然ガス)などの「鉱物性燃料」で、これは他の品目に比べてだんぜん多く、総輸入額の約22%を占(し)めます。このほかに、半導体等電子部品の「電気機器」、衣類などの「その他」品目が多いのが分かります。

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それぞれの品目グループ(分類)に含まれる主な品物は?

それぞれのグループ(分類)には、代表的なものとしてつぎのような品目が集計の対象になっています。

  1. 食料品
    • 輸出額7,543億円、輸出総額に占(し)める率1.0%
      主に魚介類(ぎょかい:魚や貝類など)/その他の調製食料品ほか
    • 輸入額7兆1,916億円、輸入総額に占める率 9.1%
      魚介類(ぎょかい:魚や貝類など)/肉類/穀物類/野菜/果実ほか
  2. 原料品
    • 輸出額1兆336億円、輸出総額に占める率1.3%
      鉄鋼類のくず/合成ゴム/パルプおよび古紙ほか
    • 輸入額4兆8,612億円、輸入総額に占める率6.2%
      鉄鉱石/非鉄金属鉱/木材/大豆ほか
  3. 鉱物性燃料
    • 輸出額1兆3,830億円、輸出総額に占める率1.8%
      石油製品 ほか
    • 輸入額16兆9,506億円、輸入総額に占める率21.6%
      原油および粗油/LNG(液化天然ガス)/石油製品/石炭ほか
  4. 化学製品
    • 輸出額8兆7,391億円、輸出総額に占める率11.4%
      有機化合物/プラスチック/医薬品ほか
    • 輸入額8兆1,635億円、輸入総額に占める率10.4%
      医薬品/有機化合物ほか
  5. 原料別製品
    • 輸出額8兆4,070億円、輸出総額に占める率10.9%
      鉄鋼/非鉄金属/金属製品/ゴム製品ほか
    • 輸入額7兆684億円、輸入総額に占める率9.0%
      非鉄金属/金属製品/鉄鋼/織物用糸・繊維製品ほか
  6. 一般機械
    • 輸出額15兆1,216億円、輸出総額に占める率19.7%
      原動機/金属加工機械/ポンプ・遠心分離機(えんしんぶんりき)/電算機類の部分品ほか
    • 輸入額7兆5,826億円、輸入総額に占める率9.6%
      電算機類(含周辺機器)/原動機ほか
  7. 電気機器
    • 輸出額13兆2,077億円、輸出総額に占める率17.2%
      半導体等電子部品/電気回路等の機器/電気計測機器ほか
    • 輸入額11兆9,920億円、輸入総額に占める率15.3%
      半導体等電子部品/通信機/音響映像機器(含部品)/電気計測機器ほか
  8. 輸送用機器
    • 輸出額18兆1,180億円、輸出総額に占める率23.6%
      自動車(乗用車・バス・トラック)/自動車の部分品/船舶ほか
    • 輸入額3兆5,607億円、輸入総額に占める率4.5%
      自動車/自動車の部分品/航空機類ほか
  9. その他
    • 輸出額10兆1,674億円、輸出総額に占める率13.2%
      科学光学機器/写真用・映画用材料ほか
    • 輸入額11兆2,289億円、輸入総額に占める率14.3%
      衣類・同付属品/科学光学機器/家具/バッグ類ほか

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主な品目の輸出入額の移り変わりを知っておこう

主な輸出品の輸出額の移り変わり

主な輸出品の輸出額の移り変わり

出典:財務省統計より

2019年の円レートは年ベースで2年連続の円高となり、通年の変動幅は10円未満となった。輸出総額は前年比5.6%減の76.9兆円となった。商品別では自動車の部分品、鉄鋼、自動車などが減少した。

*たとえば円高とは、1ドル100円だった為替(かわせ)レート(ドルと円との交換比率)が、円通貨の価値が上がり90円になることをいいます。この場合、日本から50,000円の値段の品物を輸出していたとすると、これまではドルで買う(輸入する)国は500ドルで買えていたところが、555ドルになり、高い価格で買わなければならなくなります。そうなると、日本からの輸入品を買っていた国の人たちは、値段が高くなったことで買うことを控える、あるいは他国からの輸入品を買うことになり、日本からの輸入品が売れなくなり、日本からの輸出が減ってしまいます。

円高になることで、輸出相手国でその品物が値上がりしてしまう例。

円高になることで、輸出相手国でその品物が値上がりしてしまう例

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輸入額の移り変わりを知っておこう

主な輸入品の輸入額の移り変わり

主な輸入品の輸入額の移り変わり

出典:財務省統計より

2019年の輸入は、前年比5.0%減の78.6兆円となり、3年ぶりに減少した。商品別では、原油価格の下落を背景に原油および粗油、石油製品、LNG(液化天然ガス)などが減少した。

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