TPP協定の大筋合意に関する小林会長コメント
会長コメント
2015年10月6日
TPP協定が大筋合意に至ったことを歓迎する。ここに至るまでの各国政府関係者の努力を高く評価したい。
TPP協定を通じて参加各国が協力関係をより強固なものとし、また、協定の恩恵が域内で幅広く享受されるようになることを願う。
TPP協定は、関税撤廃・削減のみならず、投資やサービスの自由化をも推進するものであり、参加国間での経済活動が広範に活発化することが期待できる。日本にとってTPP協定は、他の参加国におけるビジネスを拡大する好機であるとともに、対内投資など遅れをとっている「内なるグローバル化」を加速するための橋頭堡ともなる。
今後、TPPが成立して貿易や投資の自由化が進んでいく世界においては、グローバルな発想と視点に基づき、日本が先導する形でイノベーティブな経済活動を展開していくことがより一層重要となる。
TPP協定に加えて、RCEPなどその他の経済連携協定の締結も加速され、アジア太平洋地域の発展と繁栄が確かなものになっていくことを強く期待する。
以上