日EU EPAの大枠合意に関する小林会長コメント
会長コメント
2017年7月6日
日本とEUの間で、EPA締結の大枠合意達成に至ったとの報道を歓迎する。
日EU EPAの合意により、人口で世界の約1割、GDPで約3割を占める巨大な経済圏に於いて、貿易と投資の高度な自由化が大きく進むことになる。日EU EPAがもたらす経済交流の更なる緊密化は、日本とEU双方において、経済発展と雇用拡大に向けた追い風となるものであり、双方の交渉関係者の合意に向けた努力を高く評価する。
また今回の合意は、保護主義や反グローバリズムの傾向が強まる中で、自由貿易の潮流を世界に広げていく上で非常に大きな意義をもつものと確信する。
日本貿易会としては、TPP11や東アジア地域包括的経済連携(RCEP)をはじめとするEPA交渉が加速され、高いレベルでの早期合意を実現することにより、自由貿易体制維持の流れが確固たるものになることを強く期待する。
以上