第3次安倍内閣第3次改造内閣への期待に関する小林会長コメント
会長コメント
2017年8月3日
第3次安倍内閣第3次改造内閣の発足を歓迎する。
世界の政治・経済においては、保護主義・反グローバリズムと自由貿易主義・グローバル化推進の流れとの間のせめぎ合いが一層激しくなっている。人口減少、高齢化社会の到来に直面している日本が、今後も経済発展を続けていくためには、貿易や海外への投資、企業進出などに代表される「外向きのグローバル化」のみならず、日本に投資や人などを呼び込む「内なるグローバル化」を一層推進し、人口や経済規模の拡大が見込まれる世界経済のダイナミズムを取り込んでいくことが必要である。そのためには保護主義に対抗し、自由な貿易や投資を進める流れをより世界に広げていくことが求められる。
新内閣には、先般大枠合意した日EU EPAの最終合意とTPP11の早期実現、RCEPの高いレベルでの合意達成など、自由なモノ、サービス、カネの移動を促進するための諸施策を一層強力に推進すること、並びにIoT・AI・Big Data等を活用した新規ビジネスを創造する環境の整備や、質の高いインフラの海外展開強化、農産物輸出拡大などの成長戦略を着実に実行することにより、日本の経済発展の基盤を更に強固にし、国民の信頼を確固たるものとしていくことを期待する。
以上