第4次安倍内閣への期待に関する小林会長コメント

会長コメント

2017年11月1日

第4次安倍政権の発足を歓迎する。国民の安全と豊かな生活を維持するうえで国の舵取りが一層重要となっている現状下、安定的な政権基盤が持続されたことは、非常に重要である。新政権には、貿易・投資の自由化等を通じた成長戦略の推進、少子高齢化対策、国の財政健全化といった重要課題にしっかり取り組んでいただくとともに、目前の課題である安全保障問題にも的確な対応をお願いしたい。

11月は米国大統領の来日、APEC首脳会議、TPP11関係首脳会合、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の首脳会議など、重要な外交日程が続く。当会は10月23日に、日本経済団体連合会、日本商工会議所、経済同友会と共同で「11ヵ国によるTPPの早期実現を求める」と題する提言を安倍首相宛に行った。自国第一主義が世界に広まる中で、TPP11を実現することは、自由、民主主義、法の支配、市場経済という共通の価値観・原則をベースとした、ルールに基づく自由で開かれた国際経済秩序を取り戻す重要な一歩となる。日本政府には、引き続きTPP11実現に向けたリーダーシップの発揮を期待したい。

以上