第4次安倍内閣改造内閣発足に関する日本貿易会中村会長のコメント

会長コメント

2018年10月2日

第4次安倍改造内閣の発足を歓迎する。

改造内閣が政策の継続性を重視した布陣となったことは、2019年に、G20首脳会議(大阪)、消費税増税など重要日程が目白押しとなっている状況下、大変心強い。改造内閣には、戦後最長に肩を並べる国内景気の持続的拡大策とともに、少子高齢化社会を見据えた社会保障制度の再設計や財政再建などの構造的問題、安全保障や貿易摩擦など外交課題への的確な対応を求めたい。

貿易問題では、TPP11と日EU EPAの早期発効、RCEPの合意が期待される他、先ごろ交渉開始で合意した日米物品貿易協定への対応が重要課題となる。自由、民主主義、法の支配、市場経済という共通の価値観をベースとした、公正なルールに基づく自由で開かれた国際経済秩序の維持、強化に向け、日本政府が引続きリーダーシップを発揮することを期待したい。

以上