日英EPA大筋合意についての小林会長コメント

会長コメント

2020年9月11日

今般、日英EPAの締結に向け大筋合意に至ったことを歓迎する。新型コロナウイルスの影響がある中、本年6月の正式交渉開始から、3カ月程度での早期合意に尽力された日英両政府の関係者に敬意を表したい。

わが国と英国の貿易額は年間約2.4兆円に上り、英国には多くの日系企業が進出し、日英EU間で密接なサプライチェーンを構築している。今回の合意では、一部製品において日EU EPAより早く関税が撤廃されるほか、電子商取引などの分野ではより高水準な内容になっており、両国の更なる貿易・投資の拡大、経済的繁栄に資するものと評価する。

日本政府には、今回の合意を受け、日英EPAが年内に承認されるよう要望すると共に、自由貿易体制の維持・推進に向けて、引き続きリーダーシップを発揮していただきたい。なお、日英双方の企業のためにも、英国とEU間で関税や非関税障壁のないEPAが早期に締結されることにも期待する。

以上