バイデン米国大統領就任に関する小林会長コメント

会長コメント

2021年1月21日

ジョー・バイデン氏の米国大統領就任、及びカマラ・ハリス氏の副大統領就任に祝意を表したい。

米国は、深刻な政治的分断の他、新型コロナウイルス感染症、経済再建、人種問題など重大な課題に直面している。新政権は極めて難しい舵取りを迫られるが、国内の融和と安定を取り戻すため、経験豊富なバイデン大統領の手腕に期待している。

政権内主要ポストにはわが国と関わりの深い知日派が多く、日本政府には早期に新政権との信頼関係の構築、日米同盟の強化に努めていただきたい。日米同盟は、引き続きわが国の外交・安全保障の基軸であるのみならず、今やインド太平洋地域の平和と繁栄の礎でもある。

また、新政権には外交政策を国際協調路線に転換し、関係各国と協力・連携しながら、経済、安全保障、気候変動等の国際問題への対応でリーダーシップを発揮することに期待する。

日本政府も、新政権と緊密に連携し、これまで推進してきた自由で公正な経済圏の拡大や、ルールに基づく多角的貿易体制の維持・強化に取り組む方針であり、当会としても、両国のこうした取り組みを後押ししていく方針である。

以上