新型コロナウイルス感染症 緊急事態宣言全面解除についての小林会長のコメント

会長コメント

2021年3月19日

緊急事態宣言が全面解除に至ったのは、政府、自治体、事業者、国民などが一体となって感染拡大防止に取り組んだ成果である。また、医療提供体制の危機的な状況を一旦脱し得たことは、医療従事者の方々をはじめとする関係者の努力によるものであり、心より敬意を表したい。

一方で、日本各地においても、感染力が高いとされる変異株の感染が確認されており、感染再拡大への不安要素は払拭されていない。関係者一同が、宣言解除は感染収束までの通過点に過ぎないことを強く認識し、引き続き高い緊張感を持って感染拡大防止に努めることが肝要である。

政府には、引き続き検査・医療提供体制の一層の整備と、ワクチンの安定的な調達・供給体制の構築、供給時期や安全性に関する正確な情報の提供をお願いしたい。また、コロナ禍での2度にわたる緊急事態宣言でダメージを受けた経済・社会活動の再生という面でも、実効性の高い支援策を実施していただきたい。

当会としても、政府・自治体の取り組みに全面的に協力するとともに、引き続きテレワークの活用やデジタル化への対応などに取り組み、事業を継続・発展させるために必要な施策を講じていく所存である。

以上