日米首脳会談についての小林会長コメント

会長コメント

2021年4月19日

菅義偉総理大臣がジョー・バイデン米国大統領と外国首脳として初めて対面で会談した。両首脳間で個人的な信頼関係を構築するとともに、わが国の外交・安全保障の基軸である日米同盟の強固な絆を新たにし、国際社会の平和と繁栄、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、日米が緊密に連携して取り組む姿勢を広く世界に示した意義は大きい。

また、日米同盟の新たな協力の形として「日米競争力・強靭性(コア)パートナーシップ」が立ち上がり、新型コロナウイルスや気候変動への対応から最先端の科学技術やイノベーション分野での研究・開発まで、幅広く具体的な協力・連携の枠組みが定まったことを歓迎する。

特に、気候変動については「日米気候パートナーシップ」により、パリ協定の目標達成に向けた取り組み、クリーンエネルギー技術の開発・普及・イノベーション、インド太平洋地域の脱炭素化支援など、更に具体的な協力・連携の枠組みが示されたことを高く評価したい。

当会としても、両国間の貿易デジタル化や気候変動問題の解決に資する通商政策を後押しするとともに、会員各社の事業活動を通じ、第5世代無線ネットワーク(5G)や半導体を含むサプライチェーン構築に貢献していきたい。

以上