G7英国コーンウォール・サミットに関する小林会長コメント

会長コメント

2021年6月14日

主要国首脳が2年ぶりに一堂に会し、民主主義、自由、平等、法の支配、人権といった共通価値観の下で強い結束を示したことは意義深い。その中で、経済復興、新型コロナウイルス、気候変動、自由貿易、先端技術、地政学など広範多岐にわたる重要テーマについて共通認識が示されたことを歓迎したい。

新型コロナウイルス感染症対策については、2022年にパンデミックを収束させるために、人命救助活動の強化に向けワクチン10億回分に相当する支援が表明されたこと、ワクチン製造・分配をはじめとした国際連携・協調が確認されたことは大きな成果である。

気候変動対策については、本年11月に第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)を控える中、2050年カーボンニュートラル実現に向けて各国が引き上げた2030年目標にコミットし、2030年代にG7各国の国内電力システムを最大限脱炭素化するといった積極的な目標が掲げられたことを高く評価したい。

当会としても、わが国の新型コロナウイルス感染症対策や気候変動問題に向けた取り組みを後押しするとともに、会員各社の事業活動を通じて、持続可能なサプライチェーンの構築や公正かつ自由な貿易の維持拡大、脱炭素社会への移行に貢献していきたい。

以上