ペルーとのCPTPP発効についての小林会長コメント
会長コメント
2021年9月21日
9月19日に、ペルー共和国が「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」の8番目の締約国となったことを歓迎する。
CPTPPは、関税の引き下げや、投資・サービスの自由化を進め、さらには知的財産、電子商取引、国有企業に関する競争条件など、幅広い分野におけるルールを構築する経済連携協定である。自由貿易を推進する当会としても、重要な枠組みと位置付けており、ペルー共和国の加入によって、自由で公正な貿易ルールに基づいた多国間貿易体制がさらに強化されることを期待する。
日本政府には、2021年の議長国として引き続きリーダーシップを発揮し、未締約国の国内手続きを促すとともに、英国をはじめとした未加入国の参加や、米国の復帰を粘り強く働き掛けていただきたい。
また、先般中国がCPTPPに加入の意向を示したことは前向きに捉えているが、加入にはさまざまな課題を解決する必要があると認識しており、加盟国と十分な議論がなされることを期待する。
以上