マレーシアとのCPTPP発効についての國分会長コメント
会長コメント
2022年11月29日
今般、貿易・投資においてわが国の最重要パートナーの一つであるマレーシアが、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」の9番目の締約国となったことを歓迎する。
CPTPPは、関税の引き下げや、投資・サービスの自由化を進め、さらには知的財産、電子商取引、国有企業に関する競争条件など、幅広い分野におけるルールを構築する経済連携協定である。自由貿易を推進する当会としても、世界貿易機関(WTO)を補完する重要な枠組みと位置付けており、マレーシアの加入によって、ルールに基づく自由で公正な多国間貿易体制がさらに強化されることを期待する。
環太平洋地域を包摂する自由貿易・投資圏の形成に向けて、日本政府には、引き続きリーダーシップを発揮していただき、未締約国であるブルネイ、チリの国内手続きを促すとともに、英国の早期加入、さらには米国の復帰を粘り強く働き掛けていただきたい。
以上