メルコスールとのEPA交渉開始の合意についての岡藤会長コメント
会長コメント
2026年6月16日
日本貿易会では、世界規模でビジネスを展開する会員商社の事業環境の改善を図るため、これまで日本政府に対しメルコスール(南米南部共同市場)とのEPA(経済連携協定)の交渉開始を働きかけてきた。
今般、メルコスールとのEPA交渉の開始について合意したことは、日本と加盟国との経済関係を新たな段階に進める重要な一歩として大変喜ばしく歓迎したい。
メルコスール諸国は、重要鉱物、エネルギー、穀物等の資源の供給地としてのみならず、巨大な市場としても今後の成長が期待されている。EPAが締結されれば、商社をはじめ日本企業にとってビジネスの可能性が一段と広がる。
また、日本とメルコスールとの経済関係の強化は、重要資源に関して特定国への過度な依存から脱却し、安定調達ルートを確保するうえで、経済安全保障の観点から国益にもつながる。
国際経済の分断や保護主義的な動きが強まる中、日本とメルコスールがEPAを通じて結び付きを強化し、自由で開かれた貿易・投資体制の維持・強化に貢献していくことは極めて意義深い。
今後の交渉においては、双方に利益をもたらす協定が早期に実現することを期待する。