事業の多様化、グローバル化が急速に進む中で、多様なニーズに的確に対応し、企業が持続的に発展していくためには、多様な人材が価値観を共有し、それぞれの能力を最大限に発揮していくことが不可欠です。
日本貿易会は、会員各社のダイバーシティ(とりわけ女性活躍)推進に関する取り組みを支援するため、ダイバーシティ推進タスクフォース(注)を設置し、2014年度からダイバーシティ推進プロジェクトを本格スタートしています。
3月22日、同取り組みの一環として、第3回ダイバーシティ推進セミナー「海外駐在経験のある総合商社女性社員によるパネルディスカッション」を開催いたしました。
2015年度ダイバーシティ推進タスクフォース座長の丸紅 許斐理恵人事部ダイバーシティ・マネジメント課長をモデレータに、伊藤忠商事、住友商事、三井物産、三菱商事の各社より女性総合職の方にご登壇いただき、それぞれのご経験を発表いただいた後、パネルディスカッションを行いました。とりわけ、今回のご登壇者4名様ともにお子様を帯同された経験から、海外駐在の転機、子女帯同に当たっての準備、赴任先におけるサポート体制のつくり方、ライフとの両立等について、特に関心が集まりました。
海外駐在が必要不可欠なキャリアパスとなる商社において、海外で仕事と育児を両立した経験を持つ今回の4名様は貴重なロールモデルとなるため、会員商社からの女性社員約100名で会場は満員となり、参加者は熱心に耳を傾け、その後の質疑応答も活発に行われました。
セミナー後の交流会では、ご登壇者と女性総合職の皆様が、熱心に意見交換を行う等、大変盛況でした。
(注)12社(伊藤忠商事、岩谷産業、興和、JFE 商事、住友商事、双日、蝶理、豊田通商、長瀬産業、丸紅、三井物産、三菱商事)で構成。