環境用語辞典

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【 開発途上国(かいはつとじょうこく)
貧困(ひんこん)や人口増加問題などに苦しんで、先進国(せんしんこく)より経済発展(けいざいはってん)が遅れている国のこと。
【 化学肥料(かがくひりょう)
化学的(かがくてき)につくられた肥料(ひりょう)のこと。植物・農作物がよく育つように栄養分(えいようぶん)のバランスがよくとれている。
【 カーシェアリング 】
自動車を複数の人が共同で使用する、新しい自動車の所有(しょゆう)方法。自動車が空いていれば、使いたい日に使いたい時間だけ利用できる。カーシェアリングが広がると自動車の保有(ほゆう)台数がへるため、排気(はいき)ガスが少なくなり、CO2削減(さくげん)につながる。
【 化石燃料(かせきねんりょう)
大昔に生きていた動物や植物の死がいが地中に埋もれて、長い年月をかけてできあがった燃料(ねんりょう)のこと。主なものに石炭石油天然ガスがある。たとえば、石炭は3億6,000万年以上の古生代(こせいだい)の石炭紀(せきたんき)に生息(せいそく)していた植物の遺骸(いがい)などが地中で炭化(たんか)したものといわれている。
【 楬虫藻(かっちゅうそう)
単細胞(たんさいぼう)の藻類(そうるい)でサンゴやイソギンチャクなどと共生(きょうせい)する。大きさは100分の1ミリメートルで、サンゴの中で光合成(こうごうせい)を行い、サンゴやサンゴ礁(しょう)に集まる魚などに栄養(えいよう)をあたえる役割(やくわり)を果(はた)している。
【 家電リサイクル法 】
テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機・衣類乾燥機(せんたくき・いるいかんそうき)の家電4製品のリサイクルを、製品をつくったメーカーに義務づけた法律で2001年にスタートした。リサイクルにかかる費用(ひよう)は消費者(しょうひしゃ)が負担(ふたん)するしくみになっている。
【 カーボンオフセット 】
CO2の排出(はいしゅつ)の削減(さくげん)をできる限り行った上で、それでも出てしまうCO2について、植林やクリーンエネルギーの利用など、他の活動によって吸収(きゅうしゅう)して、CO2の排出を実質(じっしつ)ゼロにしようという考え方。
【 カーボンニュートラル 】
カーボンオフセットによってCO2の排出(はいしゅつ)と吸収(きゅうしゅう)の量が同じとなる、つまりCO2の排出がゼロになった状態(じょうたい)のこと。また、木材などを燃料(ねんりょう)として燃やしたときに出るCO2は、その木が成長する段階(だんかい)で吸収したCO2が排出されると考え、地球全体ではCO2が増えていないとする考え方もカーボンニュートラルとされる。
【 火力発電所 】
石炭石油天然ガスなどの化石燃料(かせきねんりょう)を燃やしてお湯をわかし、その蒸気(じょうき)で発電機(はつでんき)をまわして、電気をつくる発電所のこと。日本の電気の6割は火力発電によってつくられている。
出典:電気事業連合会
   参考(さんこう):資源・エネルギー編「エネルギーってなに?
【 間伐材(かんばつざい)
森林が成長するように、間引いて伐採(ばっさい)される木のこと。バイオマス燃料(ねんりょう)などに利用される。

【 共同実施(きょうどうじっし)
京都議定書(きょうとぎていしょ)に盛り込まれた、温室効果(おんしつこうか)ガスの削減(さくげん)目標を達成(たっせい)するために導入(どうにゅう)された京都メカニズムの一つ。先進国(せんしんこく)同士が共同で温室効果ガス削減を行い、削減した分を資金や技術を提供(ていきょう)した国が目標の達成に利用できる制度(せいど)
【 京都議定書(きょうとぎていしょ)
正式(せいしき)な名前は「気候変動(きこうへんどう)に関する国際連合枠組条約(こくさいれんごうわくぐみじょうやく)の京都議定書(きょうとぎていしょ)」。1997年に京都で開かれた「第3回気候変動枠組条約締約国会議(きこうへんどうわくぐみじょうやくていやくこくかいぎ)」でまとめられ、1990年を基準(きじゅん)とした、先進国(せんしんこく)温室効果(おんしつこうか)ガス削減(さくげん)目標が定められている。
【 京都メカニズム 】
先進国(せんしんこく)温室効果(おんしつこうか)ガスの削減(さくげん)目標を達成しやすいように、京都議定書(きょうとぎていしょ)でつくられたしくみ。他国と協力して地球全体での温室効果ガスを削減する方法で、共同実施〔JI〕、クリーン開発メカニズム〔CDM〕、排出量取引(はいしゅつりょうとりひき)の3種類がある。

【 クリーンエネルギー 】
CO2などの温室効果(おんしつこうか)ガスを排出(はいしゅつ)しない、または排出の少ないエネルギーのこと。太陽光(熱)、風力、地熱、バイオマス、水素天然ガスなどが、クリーンエネルギーとされている。
【 クリーン開発メカニズム 】
京都議定書(きょうとぎていしょ)に盛り込まれた、温室効果(おんしつこうか)ガスの削減(さくげん)目標を達成(たっせい)するために導入(どうにゅう)された京都メカニズムの一つ。先進国(せんしんこく)開発途上国(かいはつとじょうこく)に資金や技術を提供し、開発途上国おいて温室効果ガス削減を行い、削減した分を先進国が目標の達成に利用できる制度(せいど)
【 グリーン物流(ぶつりゅう)
企業(きぎょう)が物を運ぶときに、CO2をできるだけ排出(はいしゅつ)しないようにする輸送(ゆそう)方法。CO2排出の少ない船や鉄道の利用、トラックの共同利用(きょうどうりよう)、低公害車(ていこうがいしゃ)の使用など、いろいろな方法がある。運ぶ距離(きょり)を短くし、燃料(ねんりょう)を節約(せつやく)したり、運転を記録(きろく)して安全でムダのない運転をしているかを確認(かくにん)したり、省エネ・安全運転の指導(しどう)を行ったりもする。

【 下水汚泥(げすいおでい)
家庭や工場などから出た汚(よご)れた水をきれいに処理(しょり)する途中(とちゅう)で出てくる泥状(どろじょう)の物質。バイオマス燃料(ねんりょう)として再利用することが可能。
【 下水処理場(げすいしょりじょう)
家庭などから出た汚(よご)れた水をきれいにして、川や海に流すための施設(しせつ)
【 ケミカルリサイクル 】
リサイクル方法の一つで、廃棄物(はいきぶつ)を化学分解(ぶんかい)し、原料の段階(だんかい)までもどして再利用すること。

【 高温岩体(こうおんがんたい)発電 】
地熱発電方法の一つで、地中深くにある熱をもった岩に水をそそぎ、熱水(ねっすい)を人工的(じんこうてき)につくりだして発電する方法。
【 光合成(こうごうせい)
陸上の木や草などや、海中の藻類(そうるい)などが、水と太陽光とCO2を使って、酸素と糖分(とうぶん)をつくりだすこと。
【小型家電(こがたかでん)リサイクル法】
小型家電(携帯電話、デジタルカメラなど)は、金や銅などの有用金属が多く含まれるほか希少なレアメタルも含まれている。一方で、鉛などの有害な金属も含み、このため、使用済み小型家電の回収・リサイクルを推進するため、平成25年4月1日から「小型家電リサイクル法」がスタート。回収体制の整備ができた市町村から順次、使用済み小型家電の回収が始まり、認定事業者がリサイクルを行っている。
【 国際連合(こくさいれんごう)
「全世界の平和を守ること」「各国の間に友好関係(ゆうこうかんけい)をつくりあげること」などを目的に、1945年につくられた国際機関(こくさいきかん)。2009年現在、192ヵ国が加盟(かめい)している。
【 コージェネレーションシステム 】
発電時に発生する熱を再利用して、お湯をわかしたり、暖房(だんぼう)に利用するシステムのこと。

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