環境用語辞典

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【 バイオエタノール 】
トウモロコシ、サトウキビ、木材などのバイオマス燃料(ねんりょう)を使ってつくったエタノールで、主にガソリンとまぜて使用される。
【 バイオガス 】
家畜の糞尿(ふんにょう)、下水汚泥(おでい)、生ゴミなどを発酵(はっこう)させて得られるガスで、その中のメタンガスを燃料(ねんりょう)として使用する。大気中に排出(はいしゅつ)すると温室効果(おんしつこうか)ガスとなるメタンガスを有効活用することで、地球温暖化(おんだんか)のストップに役立てる。
【 バイオガソリン 】
バイオエタノールと石油系のガスをまぜたバイオETBEを1%以上配合(はいごう)したガソリンのこと。
【 バイオディーゼル 】
菜種(なたね)、大豆、ひまわりなど植物からつくる油を原料とするディーゼルエンジン用の燃料(ねんりょう)のこと。
【 バイオマスニッポン総合戦略(そうごうせんりゃく)
日本でのバイオマス利用を進めるための取り組みや行動計画をまとめたもの。農林水産省(のうりんすいさんしょう)、経済産業省(けいざいさんぎょうしょう)などの省庁(しょうちょう)が協力してつくりあげた。熱エネルギーや輸送(ゆそう)燃料としてのバイオマスの使用目標を定めるほか、地域(ちいき)におけるバイオマス利用を支援(しえん)する「バイオマスタウン構想(こうそう)」などが計画されている。
【 バイオマス〔生物体〕発電 】
バイオマス燃料(ねんりょう)を使って電気をつくる方法のこと。木材や家畜の糞尿(ふんにょう)などを燃やしてお湯をわかし、その蒸気(じょうき)でタービンをまわして発電する。
【 バイオマス〔生物体〕燃料(ねんりょう)
廃棄物(はいきぶつ)や農作物などからつくられる燃料(ねんりょう)のこと。廃棄物では家畜の糞尿(ふんにょう)住宅廃材(じゅうたくはいざい)間伐材(かんばつざい)などのあまった木材、家庭から出る生ゴミや廃油(はいゆ)など、農作物ではサトウキビやトウモロコシ、菜種(なたね)、大豆などが原料に使われる。化石燃料(かせきねんりょう)に対して「生きた燃料」と呼ばれる。
【 バイオレメディエーション 】
化学物質(かがくぶっしつ)を食べてくれる微生物(びせいぶつ)を使って、有害(ゆうがい)な化学物質を無害化(むがいか)し、汚染(おせん)された土壌(どじょう)や地下水をきれいにする技術のこと。
【 排出量取引(はいしゅつりょうとりひき)
京都議定書(きょうとぎていしょ)に盛り込まれた、温室効果(おんしつこうか)ガスの削減(さくげん)目標を達成(たっせい)するために導入(どうにゅう)された京都メカニズムの一つ。先進国同士で削減目標達成のために、温室効果ガスの排出量(はいしゅつりょう)を売買(ばいばい)すること。
【 バイナリーサイクル発電 】
地熱発電の一つで、水より低い温度で沸騰(ふっとう)するアンモニアなどの液体を、地中から取り出した温水で沸騰させ、その蒸気(じょうき)で発電機(はつでんき)をまわして電気をつくる方法。
【 ハイブリッドカー 】
ガソリンで動くエンジンと電気で動くモーターの2つの動力(どうりょく)をもった自動車のこと。燃費(ねんぴ)がよく、排気ガスによるCO2の排出(はいしゅつ)が少ないため、人気が高まっている。
【 廃油(はいゆ)
使用済みの油のこと。家庭からでる食用油の廃油(はいゆ)バイオマス燃料(ねんりょう)として利用される。
【 白化(はっか)現象 】
地球温暖化(おんだんか)による海水温の上昇(じょうしょう)や、何らかのストレスを受けたことによって、サンゴの体内にいる楬虫藻(かっちゅうそう)が抜け出してしまい、サンゴが色あせて白くなってしまうこと。

【 微生物(びせいぶつ)
人間の肉眼(にくがん)では見ることができない小さな生物のこと。

【 風力発電 】
風の力で風車をまわし、その回転運動で発電機(はつでんき)をまわして電気をつくる方法。風のエネルギーの30~40%を電気にかえることができるなど、発電効率(はつでんこうりつ)にすぐれている。風エネルギーはなくなる心配がなく、CO2も排出(はいしゅつ)しない
【 プランクトン 】
水中や水面を漂(ただよ)っている生物。動物プランクトンと植物プランクトンの2種があり、魚のえさとして重要な役割(やくわり)を果(はた)している。
【 フロン 】
正式(せいしき)な名前は「クロロフルオロカーボン」で化学式(かがくしき)はCHC。温室効果(おんしつこうか)ガスの一つ。人間や生物に有害(ゆうがい)紫外線(しがいせん)をブロックしてくれるオゾン層をこわすため、1987年につくられた「オゾン層を破壊(はかい)する物質に関するモントリオール議定書(ぎていしょ)」によって、2015年までに全廃(ぜんぱい)されることになっている。
またCHCにかわって普及(ふきゅう)した代替(だいたい)フロン〔HCFC、HFC〕も、2030年までに全世界で全廃される。

【 ペットフレーク 】
ペットボトルを粉々(こなごな)に砕(くだ)いて、洗浄(せんじょう)した破片(はへん)のこと。リサイクルの原料となる。

【 防波堤(ぼうはてい)
外海からの大きな波を砕(くだ)いて、海岸付近の海をおだやかに保つための堤(つつみ)のこと。
【 ポリエステル 】
プラスチックの一種。このポリエステルの一種であるポリエチレンテレフタレートが、ペットボトル、ワイシャツやビデオテープの原料になる。ポリエチレンテレフタレートは、強度にすぐれ、熱にも強く、色もつけやすい特性(とくせい)がある。

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